この記事では『腱炎』と『腱鞘炎』の違いについて簡単にわかりやすく解説させて頂きます。
腱炎と腱鞘炎は、どちらも手や腕の痛みを引き起こす疾患ですが、炎症が起こる場所が異なります。腱炎は腱自体が炎症を起こすのに対し、腱鞘炎は腱を覆っている腱鞘が炎症を起こす特徴があります。
それでは詳しい内容を深堀り、理解を深めていきましょう。
『腱炎』の意味とは
『腱炎』は、「けんえん」と読みます。名詞です。腱は筋肉と骨をつなぐ役割を持ち、腱炎はその腱が炎症を起こす状態を指します。腱炎は、手や腕の過剰な使用や急激な動き、姿勢の悪さなどが原因となって発生することがあります。症状としては、痛みや腫れ、運動制限などが現れることがあります。
『腱鞘炎』の意味とは
『腱鞘炎』は、「けんしょうえん」と読みます。名詞です。腱鞘は腱を覆っている袋状の組織であり、腱鞘炎はこの腱鞘が炎症を起こす状態を指します。腱鞘炎は、手や腕の繰り返しの動作や長時間の同じ姿勢などが原因となって発生することがあります。症状としては、痛みや腫れ、指の動きの制限などが現れることがあります。
『腱炎』と『腱鞘炎』の違い
『腱炎』と『腱鞘炎』の違いは、炎症が起こる場所にあります。腱炎は腱自体が炎症を起こすのに対し、腱鞘炎は腱を覆っている腱鞘が炎症を起こす特徴があります。また、発生の原因も異なります。腱炎は過剰な使用や急激な動き、姿勢の悪さが原因となることが多いですが、腱鞘炎は繰り返しの動作や同じ姿勢が原因となることが多いです。症状も若干異なり、腱炎では手や腕の痛みや腫れ、運動制限が現れますが、腱鞘炎では痛みや腫れだけでなく、指の動きの制限も現れることがあります。
まとめ
『腱炎』と『腱鞘炎』は、手や腕の痛みを引き起こす疾患ですが、炎症が起こる場所や発生の原因、症状に違いがあります。腱炎は腱自体が炎症を起こし、腱鞘炎は腱を覆っている腱鞘が炎症を起こす特徴があります。適切な予防や運動療法を行うことで、これらの疾患を予防したり改善することができます。